主人公・篠宮響は、公園で見つけたぬいぐるみを補修したことで、
不思議な出来事に巻き込まれてしまう。
それは、昔話にありそうな恩返しの物語。
それにより響が得たものは、光り輝く、謎の痣——魔紋だった。
魔紋の光は、やがて響を包み込み、




彼を魔法少女へと変身させてしまう。
「……どうなってんの、これ……」
訳も分からず困り果てる響。
そんな彼のもとに、一人の少女が現れる。
「キミを保護しなくてはいけない」
魔法使いを自称する少女の案内によって、
『御伽館』と呼ばれる洋館へとやってきた響。
そこは、名門アイテール女学院の女子寮であり、
魔法使いになってしまった少女が集う洋館だった。
女装と魔法に彩られた、非日常——、
これは、変わることに囚われた
乙女たちの物語。