西洋剣術を学ぶため留学していた「空木日向」は、1年ぶりに帰国した日本の空港で、
「ニナ・クリオーネ」という女性に出迎えられる。
ニナの案内で、とある学園へとやってきた日向は、そこで繰り広げられていた光景に目を奪われる。
美麗な鎧に身を包み、剣戟で火花を散らす乙女たち。
息を呑む日向にそう告げたニナこそ、
その学園——銀蘭学園の学園長にして理事長だった。
ニナから剣術の技量を評価された日向は、さっそく『舞闘』を体験することに。
しかし——、
煌びやかな鎧を身につけるのかと思いきや、
用意されていたのは、少しエッチなボディスーツ。
さらにウィッグまで使って女装させられた日向は、
銀蘭学園の『劇場:テアトル』でのみ
可能だという、
魔法のような技術で立体投影された鎧と剣を手に、
学園最強と謳われる騎士と対決し、勝利を収める。
観客の学生たちに向かって声高らかに宣言するニナと、
もちろんそんなことは一言も聞いてない日向。
かくして日向あらため陽菜は、乙女たちが集う学び舎で、
職員と学生の二重生活を送ることに。