「さあ、この女学校の頂点を獲るよ。誰にも負けたりするもんか!」

「美人すぎる大和撫子編入生(男)」

藤波 凜

東シヅ

若くして活躍する歌舞伎俳優。女形として誰よりも美しくなるのが目標。つまり男。舞台の上で鼻っ柱をへし折られ、自分を磨き直すべく女学校に編入する。
厳格な歌舞伎の家に生まれ育ち、日常生活でも自ら望んで女らしく過ごしてきた。そのせいで、男である自覚がイマイチ薄い。
嘘は苦手だが詭弁は得意。目的のためなら手段はあんまり選ばない。そんな図太さを大和撫子然とした振る舞いで包み隠し、今日も前向きにがんばっている。